小・中・高校生の頃、漫画を借りたり貸したり、そして卒業してからも時間を見つけてはよく読んでいました。
以前の記事↓
とは被らないようにしたいと思います。
あの頃を思い出して、忘れかけた(消え去った)乙女心を取り戻したいですね。
30代女性漫画10選
若かりし頃に読んだ漫画は結構実写化されたものが多いですよね。漫画だけ読んでいると、読み手でそれぞれイメージを膨らませ、このキャラはこんな声だろうとか、実写ならこの人かな〜なんて想像するのも楽しいですよね。
1、天使なんかじゃない
実写化した『NANA』の作者である矢沢あいさんの作品。
明るくいつも前向きな翠とアキラの切なくも甘いラブストーリー。
見た目は怖そうなのに、雨の日バイクを停めて濡れている猫を優しく包むアキラに恋をする翠。二人は生徒会で一緒になり楽しく高校生活を送る。しかし、二人の間に現れるマキ先生…二人は以前からの知り合い。お互い様々な葛藤と戦うもアキラが休学していなくなってしまう。その後待ち受けている二人の運命は…
翠とアキラ以外にも同じ生徒会の滝川(タキガワマン)とマミリンの間にいる志乃など濃いキャラのストーリも目が離せないですね。10代の頃読んでいても「もどかしい!」と思いながらも応援したくなる登場人物たち。
30代になった今も、また読み返したいですね。
2、ParadiseKiss
こちらも、北川景子さんと向井理さんで実写化された矢沢あいさんの作品。
有名進学校に通う紫(ゆかり)は、目的も夢もなく日々の生活に疑問を持つ。しかしそんな時、デザイナーを目指す彼らに学園祭のモデルにスカウトされる。
そんな専門学生の中でも奇才を放つジョージの言動に振り回されながらも、一流のモデルを目指していくことになった。
実写と漫画ではラストが違っていましたね。映画のジョージはちょっと大人しい感じでしたが、やはりジョージは自己中の不思議ちゃんな感じがもっと欲しかったですね。
どちらかといえば「Gackt様」を少し若くした位がキャラ的にぴったりな気がします。
時間が止まったかのような、学園祭のショーのシーンも涙がでそうになりますね。
「天使なんかじゃない」の後の「ご近所物語」、そして「ParadiseKiss」とちょっとづつキャラが出現して、内容的にも流れがある漫画。合わせて読みたいですね。
3、NANA
引き続き矢沢あいさんの『NANA』
中島美嘉さんの実写漫画。
今までの作品とは一味違い、ナレーションを入れた意味深な内容の多いストーリー。
大雪で遅れている電車内で偶然出会った「ナナ」と「奈々」。歌で成功するためにギター1本抱えて上京してきたナナ、男を追いかけて上京してきた奈々はひょんなことから再会し同居することに…すでに大人気ロックバンドの「トラスト」そのギタリストの「レン」と「ナナ」の再会…リーダー「タクミ」と「奈々」の出会い。
少しづつ落ち着いてきたかに思えた矢先のレンの事故…衝撃でした。そこからのナナの失踪、胸の中でいつまでもナナを探している奈々。
現在作者の病気療養のため、21巻で止まってしまっているので先が気になっている人が多いのではないでしょうか。早く良くなって欲しいです。
4、花より男子
これも実写化された漫画。
一般庶民の「つくし」がお金持ちの集まる高校へ進学する。そこでは「F4」と呼ばれる美男子4人組が中心となり、女子生徒からはチヤホヤされ男子生徒からは恐れられていた。恐れられているその理由は「赤札」だった。
「F4」に逆らってしまうと赤札が貼られてしまうのだ。貼られたものは学校中からイジメられ学校にいることが出来なくなるほど。
曲がったことが嫌いなつくしは、とある出来事をきっかけに「赤札」を貼られるが負けることなく道明寺に宣戦布告する。
そこから4人とつくしの物語が始まるのですが、道明寺の天然っぷりもいい具合に許せちゃいますよね。何と言っても、つくしも惹かれた「花沢類」のふんわりしたキャラ。
忙しさの中のオアシスのようで、疲れが溜まっている人は惹かれちゃいますよね。
5、 白鳥麗子でございます
なんか懐かしい〜と言いたくなる白鳥麗子。
お嬢様でありながら平凡な哲也くんが大好きでお付き合いすることになる。愛情表現が苦手というか恥ずかしいのでツンデレ感満載な麗子さま。
ライバルである「かきつばたアヤメ」とのやりとりも見ものですよね。天然ぶりが笑えるキャラクター達だが、何と言っても麗子パパ。
麗子のことを愛しすぎる、見た目でも哲也に恐れられている麗子パパだが、意外と小心なところも面白い。
高飛車な麗子お嬢様をもう一度読みたいですね。
6、恋愛カタログ
占いが大好きな主人公の実花は恋に奥手だが、高校で友達に合コンに誘われる。そういうのは苦手だが、占いを信じていい出会いをつかみに参加。
そこで背も高く好みの高田くんに出会う。帰り際このまま終わりたくないと、勇気を振り絞って声を掛けるもあっさりOK…そのまま交際することに。
さばさばした高田くんとなかなか思ったことを言えない実花。二人の間になんども訪れる試練。最強のキャラといえば「ごううこん」さんでしょうか…見た目に自信がなくイジメられていた郷右近は、小さい頃カワイイ笑顔で話しかけてくれた高田くんに恋するわけですが、なんと大学で高田くんと付き合う実花に出会う。
実花は郷右近に嫌がらせを受けるが…最終的に仲良くなる二人の理由とは…。
郷右近さんのモノマネは実際に見てみたですよね。郷右近の恋愛事情や、実花の妹の種や高田くんの弟の隆司のやりとりも好きです。
7、ときめきトゥナイト
自分で書いてて、うわっめっちゃ懐かしい〜と余韻に浸ってしまいました。
吸血鬼と狼女を両親にもつ蘭世(らんぜ)一家は人間界に住んでいる。蘭世は同じ中学に通うボクシングをしている真壁俊に恋をする。そんなある日恋のライバル神谷の妨害に思わず噛み付いてしまい、その能力に目覚めてしまう。
蘭世に一目惚れをして魔界からやってきたアロン王子や、小さかった弟の鈴世と身体が弱い人間のなるみの成長、そして真壁くんと蘭世のかわいい子供の話など、なんだかんだで結構なペースで話が進んでいたなと振り返る。
当時はツンとした態度ながらも蘭世をしっかり守る真壁くんには胸キュンでした。そして、小さな頃からお互いを信じ合って大事にしてきた鈴世となるみには姉気分で見守って読めますね。
8、まっすぐにいこう。
犬のマメタロウと飼い主の郁とのマッタリとした雰囲気の漫画。
高校生の郁は毎朝同じ時間に決まったコースをマメタロウと散歩する。そこにいつも同じ場所で靴紐を結ぶ、テニスラケットを持って朝練に行くであろう男子学生…彼の事が気になっていつも声をかけようとするが、なかなか勇気が出ない。
そして、ついに勇気を振り絞って声を掛けると…!
友達になった美人だが実は奥手だったなお、秋吉くんと友達のチャラそうでも思いやりのあるタケシ、四人の高校生活と犬目線の会話と珍しい純朴な漫画。
秋吉くんの事情を知った郁との「普通ってなに」と喧嘩をしてしまう場面は切なくなりますね。あと終わりの方では、秋吉くんに好意を寄せる子達から嫌がらせをされる郁の行動と秋吉くんの示す姿勢には胸が締めつけられました。
9、星の瞳のシルエット
幼い頃に「すすきの原野の男の子」にもらった「星のかけら」という石をいつも持ち歩き思い出を大事にしている香澄。
友人の真理子から弓道部の久住くんが好きだと告げられるが、香澄は真理子に悪いと思いながらも久住くんに惹かれてしまう。それは星のかけらをくれた男の子に久住くんが重なってしまうから…
誰にも打ち明けられない香澄の気持ち、友情か愛情かで悩む恋心。
これがまた、久住くんの性格もとても温厚で優しく、当時の小・中学生は久住くん早く香澄の気持ちに気付いてあげて!なんて思ったりもしたでしょう。
すすきの原野の男の子が久住くんだという事が発覚した時、それが友人に分かってしまった時のそれぞれの感情も切なく、ラストでは感動が待ち受けている。
10、MARS
これも実写化したんでしたっけ?
作者惣領冬実さんの絵柄が好きで読み始めたものでした。
義理の父に受けた事がトラウマで男性が苦手、そして絵を描く事を得意とするも周囲から孤立するキラ。双子の弟が謎の死を過去に持ち、チャラくも荒くも見えるような零。ヒョンなことから零がキラに絵を描いてとお願いする。
つい逃げてしまったキラだが、その絵はまるで零の心に欲しているもののような…バイクレーサーだが命を粗末にしているような言動の零は、キラと出会った事から少しづつ変化が見られる。
零の父親が実は…現実とも向き合わなくてはならない親子関係。キラの親子関係にも再び暗闇が…母親が下す決断は。
2人の過去をお互いに見つめていき、向き合っていく。心苦しい場面も何度もあるが2人の変化を感じられると何とも切なくなる。
さいごに
昔読んだ漫画は数知れず…
あの頃読んだ感情と今とでは、また見方も変わってくるのでしょうか。はたまた、あの頃を思い出し忘れ去られた気持ちがこみ上げてくるのでしょうか。
10選というと、やはり選ぶのが難しくアレも勧めたいコレも勧めたいとなってしまいますね。
強いて言えば、前回も載せた『ガラスの仮面』や『イタズラなkiss』は、やはり30代女性なら読み返したい漫画としてはオススメですよね。
あとは、星の瞳のシルエットの作者の作品で『銀色のハーモニー』なんかも胸キュンで切ないですよね。
30代、もしくは女性に限らず男性でも読んでほしい位の漫画です。
機会があったら是非!
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