ここ数年、全国各地で自然による災害が起こっているので、今はもう、「いつ何がどこで」起こってもおかしくないと思える状況かと思います。
私の住んでいる千葉県も、東日本大震災で少なからず被害はありました。埋立地でもあるので、「液状化現象」が特に酷かったです。
地震はもちろんなんですが、「雪」や「台風」の予報だけでも、近くのコンビニやスーパーでは食べ物や日常品といった『非常時に必要そうな物』や、普段買い物しているものが速攻でなくなって困った経験があります。
モバイルバッテリー
ソーラーパネル付きのモバイルバッテリーのお話。
今回購入したのがこちら。
(左がモバイルバッテリー、右がiPhone X)
TSSIBE モバイルバッテリー 24000mAh
ソーラーチャージャーです。
・USB入力ポート4つ
(うち3つはハイスピード充電)
・2つのLEDランプ付き
・ソーラーパネル
こんな感じですね。
容量などからある程度、大きさや重さは想定していましたが…
予想以上に重くてデカかったw
大きさは手持ちのスマホより大きいのだろうとは思っていましたが、重さですよね〜。いやー重い!
重さ | 422g | iPhone X→174g |
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iPhone Xの2倍以上!
コレを常時携帯するのはナカナカのもんです。
見た目
USB入力ポート4つと、両サイドの丸いのがLEDランプです。
正面のが「ソーラーパネル」ですね。
側面の右側に写っている穴2つの、
・右側ーType-C入力ポート
・左側ーLightning入力ポート
先程と同じように、穴は、
・右側ーAndroid入力ポート
・左側ーLEDランプスイッチボタン
どのケーブルでも本体を充電する事が出来るのも便利ですね。
バッテリーの下の方に光っているのは、「電池残量」を教えてくれるもの。
4つ点灯で75%〜100%残ってるって事です。
ソーラーパネル
このソーラーパネルは、
5V/200mAh 1W
とあります。
計算とか苦手なんですが、単純に言ってしまうと、1時間で1%程度充電できるかな?
みたいな感じかと。
本体の容量自体が24000mAhなので、200…
8時〜16時くらいで日中8時間ほど晴空の下に置いて10%未満の充電。
ま、まぁソーラーパネルは『緊急時』ですからね。たとえ、10%未満でも電気が一切使えない時は重宝しそうです。
基本はケーブルで充電しましょう
非常時に必要だと思うもの
さて、ここ数年で各地で様々な自然災害があったので、各ご家庭でも防災グッズなどの用意などなされているかと思います。
・水分
・トイレットペーパー
・水や火を使わない食料
・保冷剤や氷
・ライトや電池(バッテリー)
・スマホや携帯
・生理用品やオムツ
・毛布
など、当時なかったら困ったなぁと思ったものです。(実際なくなった)
しばらくの間は、これらを買うのに苦労しました。仕事中(タクシー)他の地域に行った際は必ずスーパーやコンビニに寄って探していました。
譲り合いや思いやりを感じる場面もある中で、やはり「買い占め」などもあり、本当に困っている人に届かない事もあるのが現状ですよね。
どんな時に必要なのか
「水」は何においても必要ですよね。
水分補給にも調理にも、身体や頭、怪我箇所を流したり。あって困る事はないです。
保冷剤も食品の保存や、熱を出した際にも使えますもんね。
スマホや携帯は連絡手段や「情報入手」する為にやはり必要ですね。
ライトの機能もありますから水に濡れないように守りたいですね。
そしてモバイルバッテリー。
スマホなどの充電やケーブルが合えば、他の用途にも使えるし、容量が大きければ周囲の人のも充電できるので助かりますね。
女性や赤ちゃんは、生理用品やオムツは必須でしょう。
こればっかりは自然現象ですので垂れ流す訳にはいかないですからね。。
「毛布」は寒さをしのぐためだけではなく、カーテンなどの「仕切り」としても使えますし、着替えがない場合でも、服を乾かしている間羽織るのも可能です。
あったら便利だと思うもの
上記以外でもコレあったら良いな、と思うものをいくつか挙げてみたいと思います。
・緊急、簡易トイレ
・ラップ
・ビニール袋
・新聞紙
・自転車
・ペン
・小銭
だいたいが、防災グッズや災害用としてよく載っているものかもしれません。
何故あったほうが便利か
災害で断水になる事が多い中、お風呂はやはり入りたい。でも、入れない場合は拭くしかないですよね。
さらさらシートなど、汗を拭き取ってくれてしかもサラサラ感や香りもあるので、お風呂に入れないストレスを少しは和らげてくれますね。
同じく断水状態だと、トイレも難しくなります。仮設トイレができても行列…なんて時に簡易トイレがあると違います。
ラップは食材なんかの保存にも使えますし、最悪「怪我などの処置」(やけど以外)にも使えますよね。
窓のように隙間を埋めるのにも役立ちます。
ペンはメモをしたり、名前の表示や情報を残したり必要な時が割とありますね。
そして、
非常時は車で移動するべきではない
というのを実体験として思いました。
後述しますが、渋滞で移動できないので、身体が不自由な人を優先して運ぶ以外は「徒歩」か「自転車」が安全かと思います。
本当の非常時に使い方が分かるか
用意するまでは良いですけど、イザとなった時に使い方が分からないのでは困りますよね。
なので、簡単な使い方は覚えておく必要があると思います。
それ以外に、必要な物がなく他で代用がきくか、その辺の手持ちで何とかなるかも頭に入れておいて損はないですよね。
私は仕事が車なので、ビニール袋やバッテリー、ペンやライトなど常備しています。
車が水没してしまったら
数年前に、タクシーが水没した事が何件かありました。車で完全に水没すると水圧でドアが開かなくなってしまうんですよね。
20cm程度でも油断してはいけません。急に水位が上がる事があります。窓あたりまでくると水没してる状態。
タイヤも車体も自由がきかなくなります。
外が危険な状態でなければ、車の外に出たい所ですが、ドアが開かなければ出られません。
そんな時は、
・沈む前に窓など開ける
沈んでしまった場合は、
・袋に小銭を入れて遠心力を使い窓を割る
テレビでもやっていましたが、結構な威力です。空気の逃げる場所ができたら、水圧で開かなくなる事は避けられます。
外に出る準備と、スマホやバッテリーなど濡れては困るものを袋に入れたりチョコなど非常食があれば少し持ち出せる準備も必要です。
完全に水没していない冠水
タイヤが隠れてしまうような水位などの、車全体が完全に水没していない場合は、「安易にエンジンを切らない」事が大事です。
切ってしまうとマフラーから水が入ってしまい、エンジンが壊れて完全にオジャンです。
マフラーに水が入らないように、エンジンの回転数を保ちます。
アクセルだけでは急発進してしまう可能性もなくはないので、マニュアル車のように左足でブレーキを軽く踏みながらアクセルで回転数を保つのが良いです。
その際「ギアはロー」に入れながら。
冠水から車と身を守ってください。
震災当日の車移動
東日本大震災の日、私は仕事でちょうど一番海側の道をタクシーで走っていました。
信号待ちで停まっていると、いきなり地面が波打ちました。
コンクリートがあんなにしなやかに動くのを見たのは初めてです。
ブレーキを目一杯踏んでいても車が動いてしまうのです。少し離れた所にいたトレーラーが今にもこちらに倒れてきそうでした。
少し落ち着くと、あたりは水や砂が道路に溢れ出てきます。余震も続き所々止まりながら駅に向かいました。
駅前は各ビルや駅などから、殆どの人が道路に出てきて危なかったです。
家族の安全は確認できたので、並ぶお客さんを乗せることに。
最初のお客さんは震災直後でしたが、往復で3時間程度でした。(普段は往復1時間ちょい)
もちろん高速道路は閉鎖、ひたすら下道です。
駅に戻ってきても行列がとてつもなかったです。都内と横浜方面のお客さんを乗り合わせて走ると、大まかな道路はすでにほとんど動かない。
抜け道すら大渋滞…これはどこへ行ってももう無理だろうと諦めて渋滞の流れに従う事に。
しかし、都内に入る頃にはすでに深夜に。
その周囲ではたくさんの人が歩いて帰宅していました。
「今日中に飛行機に乗らないといけない!」というお客さんでしたが、どちらにせよこの状態では飛行機も電車も動かないのでは、と説明しましたが、品川駅に向かってくれと言うので仕方なく向かいました。
しかし都内は、溢れんばかりの人と車。
同じ位置に1時間以上いる状態。どこにも抜けられない。
夜が明けそうな頃、品川駅の近くで諦めたお客さん。歩いた方が早い。
2人降ろした後、残る一人が横浜方面…どう考えても無理。
何時間いても品川の近くから抜け出せないのです。朝になりました。
全く動かない車内で、一時避難の場所を探したのでそこへ行くという事で向かいましたが、結局さほど進まない。
そのお客さんも諦めて歩いて行く事になりました。
この人たちを乗せてすでに12時間。
眠い中、高速も使えない都内の下道をひたすら走り帰りました。(実質ちょっとずつ動いた位)
会社に到着したのが13時。
帰るのに6時間程かかりました。
あの全く動かない大渋滞を経験して、横で歩いている人たちの方が早いんですから車で移動するメリットなんかないです。
道が空いている、またはすぐに離れた場所へ避難が必要なのであれば車を使うべきだと思います。
しかし、都内なんかの人や車が密集した地域では、逆に車を使うと危険だと感じました。
確かに、安全な場所へ移動させれば仮設的に車内で過ごせます。
でも身の安全が最優先な訳ですから、車の移動が難しい以上、下手に動かさない方が自分の為であり周囲のためでもあると思いました。
さいごに
モバイルバッテリーの話なのに、なんだか長々と余計な話をしてしまいました。
でも本当に、いつ何が起こるか分からない状況なので「その時何をもって何処に行動するか」を常日頃から考えなくてはいけないですね。
今回購入したのは『ソーラーパネル付のモバイルバッテリー』でした。
やはり震災などで、モバイルバッテリーは必要だと感じたので、電気が長時間通らない時でも、少しでも電力を作れるものということで、ソーラーチャージャーを選びました。
防災準備をしているあなたに、少しでも参考になればと思います。
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