年中である子供の保育所の運動会がありました。
通っている保育所は子供だけではなく、親子競技や親だけの競技もあります。
高校生になった上の子の今までの運動会、そして下の子の運動会を、全力で参加してきた親の一人として感じた事です。
学年ごとのダンス
幼稚園または保育所、そして小学生までは競技の中に「学年ごとの踊り(ダンス)」がある事が多いのではないでしょうか。
その真剣に取り組む姿を撮影する為に、親はベストポジションを取るべく凄まじい争いを繰り広げる訳ですね。
そして、子供は頑張って覚えたダンスを親に披露するため、カメラ目線で踊るのです。
ダンスの取り組み度
たまに、見ているとめちゃくちゃキレッキレに踊っている子いますよね。
実は我が子も、そのうちの一人です。
①練習ではきっちり踊っていたのに、本番ではなぜかダラダラになってしまう子。
②練習はダラダラなのに、本番では張り切って踊る子。
③練習も本番もダラダラな子。
④練習も本番も脇見もせず真剣な子。
だいたい、この4つのパターンに分かれるのでしょうか。
パターン別性格
① 練習ではきっちり踊っていたのに、本番ではなぜかダラダラになってしまう子
「真剣に取り組んで笑われてしまわないか」と『周囲の目を気にしやすい子』は、このパターンが多いと思います。
大人や友達から「失敗やミスを笑われた事がある」と、『自分の行動を笑われるのが怖い・嫌だ』と感じてしまうのでしょう。
その為、本当はちゃんと踊っている姿を見せたいのに、ついフザケた格好をしてしまう事が多いのかもしれません。
②練習はダラダラなのに、本番では張り切って踊る子
叱られない(幻滅させない)よう「良い子を演じている(自覚ない子が多い)」子に多く見受けられるのではないでしょうか。
親や大人などから「良い結果しか受け入れてもらえない」経験から、『親や崇拝する人以外の意見は受け入れない』傾向がある気がします。
部活中、普段はダラダラしてるのに顧問が来た時だけやってるフリをする系統ですかね。
③練習も本番もダラダラな子
何か本気になれるものが見つからず「こんな事真剣にやってバカじゃね?」と『投げやりな言動が多く頑張っている人の事も批判しがち』な子が多いでしょうか。
頑張る事が恥ずかしいという訳ではなく、「どうせ頑張った所で誰も認めてくれないし」と『やり遂げる事に意味を見出せず、諦めたりやらない方が楽』と思ってしまっているのかもしれません。
②に近いものがありますが、何か自分が頑張った事を認めて褒めてもらえた事がほとんどないか、興味を持たれてないと思っているのでしょう。
④練習も本番も脇見もせず真剣な子
「練習した事が本番でしっかり出せる」という事を体験していて『結果だけでなく過程もちゃんと見てくれる人がいる』という子に多いですかね。
親や先生など「自分が意識して頑張った部分を認めてもらえる」事により、その人に『努力した成果(成長)を見てほしい』と真剣に取り組むのでしょう。
周囲に「常に全力で取り組む人がいる」とか「言っている(言われる)事が一貫してメリハリがある」など、無意識に誰かをお手本にしているのだと思います。
口が達者になる原因
ある程度言葉を理解してくると、注意などした際に「ママ(パパ)も同じことしてん(してない)じゃん!」なんて言われた事のある人も多いのではないでしょうか。
これは、やはり親または身近な大人は、「子供のお手本となってしまう」せいだと思います。
だからこそ、大人は全力で取り組んで、それが成果に繋がるんだよ、というのを見せないといけないのではないでしょうか。
大人が本気でやれば子供も本気でやる
我が家…というか私は、自分の子供も、子供のお友だちも、スポーツを教えている子供たちにも常に全力です。
何か勝負をするのも全力です。子供だからと手を抜きません。
なぜなら、子供が何かで上位に立った時に、下に対して手を抜いたりナメたりして欲しくないからです。
子供に対して失礼ですからね。
子供と一緒にプリキュアのダンスを踊るのも全力です。汗だくです。
子供はしつこい位に繰り返しますからね。
過程を見る事の大事さ
例え、すべてに全力で取り組んでいても、結果だけで判断してしまうと、子供は「そういう人なんだ」とレッテルを貼ってしまいます。
だから、結果を見てもその前の過程が必ず見れる状況を作っておかないといけない訳です。
それを、本人が気にしているであろう部分を少し触れてみるだけでも、「あっ、この人私(僕)を見てるんだ…」と感じるでしょう。
だから、結果はもちろん大事な時もありますが、その結果になった過程が大事だというのを忘れずに、大人には本気でやって欲しいなと思います。
さいごに
まるで、私が素晴らしい大人であるかの如く書いてあるような気がしますが、そういう訳でもなくそういう事が言いたい訳でもありません。
ただ、自分の子供に限らず多くの子供たちと触れてきたからこそ、大人が本気でやらなければ子供は本気でやらないと思ったのです。
身近な大人が、ブレずに子供に近い目線で一緒に本気でやっていると、何故か子供は同じような行動をしてきます。
『育った環境が影響する』とは、まさにこういう事なのかな、と感じました。
もし、あなたのお子さんが、全然真剣に取り組んでくれない…と悩んでいたら、振り返ってみると良いかもしれないですね。
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